TOEICについて
■ TOEICテストとは
TOEICテストとはTest of English for International Communicationの略称で、1979年に開始された英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテストです。テスト結果は合格・不合格ではなく、リスニングセクション5点~495点、リーディングセクション5点~495点、トータル10点から990点のスコアで評価されます。評価の基準は常に一定に保たれ、受験者の能力に変化がない限りスコアも一定に保たれるよう作られています。
2014年度の日本における受験者数は240万人で、個人による受験のほかに 約3,400の企業・団体・学校等で採用されています。企業では自己啓発や英語研修の効果測定、新入社員の英語能力測定などといった目的のほか、海外出張や駐在の基準、昇進・昇格の要件としても利用されています。また学校では、レベルチェック、授業の効果測定、入試や英語課程の単位認定の要件として活用されています。(公式ホームページより抜粋)
★ 教室生さんたちからの卒業後の結果報告によりますと、500~860点を得点しております。
■ 第210回公開テスト(2016年5月29日実施)よりTOEICテストの出題形式が一部変更されました!
<リスニングセクションの変更点>
写真描写問題(Part 1)と応答問題(Part 2)の設問数が減ります。
会話問題(Part 3)の設問数が増えます。
会話問題の中に、発言が短くやり取りの多いものが加わります。
3名で会話する設問があります。
Elisions(省略形: going toが gonnaなど)、 Fragments(文の一部分: Yes, in a minute; Down the hall; Could you?など)を含む会話が流れます。
会話やトークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問が加わります。
会話やトークの中で話し手が暗示している意図を問う設問が加わります。
<リーディングセクションの変更点>
短文穴埋め問題(Part 5)の設問数が減ります。
長文穴埋め問題(Part 6)の一つの文章に含まれる設問は3問から4問に増えます。
文書の全体的な構成を理解しているか問う設問が加わります。具体的には、
(1)長文穴埋め問題で、文書内の空欄に最も適切な一文を選ぶ問題
(2)読解問題(Part 7)で、文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ問題
テキストメッセージやインスタントメッセージ(チャット)、オンラインチャット形式で複数名がやり取りを行う設問が加わります。
読解問題で3つの関連する文書を読んで理解する設問が加わります。
読解問題の設問数(1つの文書、複数の文書)が増えます。
文書中で書き手が暗示している意図を問う設問が加わります。
<これまでと同じ点>
問題はリスニングセクション(約45 分間・100 問)と、リーディングセクション(75 分間・100 問)からなり、2 時間で200 問に答えます。途中、休憩はありません。
リスニングセクションは会話やナレーションを聞いて設問に答えます。リーディングセクションは印刷された問題を読んで設問に答えます。
リスニング5 点~495 点、リーディング5 点~495 点、トータル10 点~990 点のスコアで5 点刻みで表示します。
テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はありません。
マークシート方式の一斉客観テストです。
リスニングセクションの発音は、米国・英国・カナダ・オーストラリアの4ヶ国が引き続き使われています。(公式ホームページより抜粋)
★ 以前よりも瞬時の英文読解力を要求される内容となったと思われます。新公式問題集がVol.6までしか発刊されていませんので、新出題形式のVol.7を心待ちにしているところです。教室生の皆さんで受験される方は、ビジネス用語が多いTOEICの語彙にはあまり馴染みがありませんので、単語・熟語集の暗記から始められ、公式問題集で問題傾向を分析することをおすすめします。
上を向いて頑張ろう! (東山動植物園にて撮影)
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